何が原因かわからず困っている方が多い「不正出血」。原因を特定して改善しましょう。

 
いつ起こるか分からなくて不安…
 
何でおこるか分からなくて…
 
「不正出血」が怖くてホルモン剤を飲んでしまう…
 
「不正出血」で悩まれていませんか?
 
原因を特定すれば「不正出血」は改善する事が多いです。
 
漢方薬で体質から改善していきましょう。
 

 

不正出血とは

通常の月経以外の時期に膣や子宮などからの出血がみられることを「不正出血」と言います。
 
女性の半分以上の方は「不正出血」の経験者で「生理と生理の間で不定期にあった」という方が多いです。
 
排卵期に起こる「中間期出血」など病気ではないものもありますが、なかには重大な病気の症状のこともあります。
  

不正出血の原因

色々な原因が考えられ、
 
〇クラミジアなどの菌の感染や萎縮性腟炎・子宮内膜症などによる「膣の炎症(膣炎)」

〇卵巣機能不全や更年期の出血などによる「ホルモンの異常」

〇子宮筋腫などによる「良性の腫瘍」

〇子宮頸がん・子宮体がんなどによる「悪性腫瘍」

〇流産・異所性妊娠などの「妊娠」

その原因は様々です。
 
ただ最近多くなってきている一番の原因は「ストレス」になります。
 
女性ホルモンは卵巣から出ていますが、ホルモンを出す時に卵巣に指令を送るのは「脳」です。
 
ストレスが溜まると「脳」からの指令が上手く伝わらず、ホルモンのバランスが乱れることで「子宮内膜の増殖・剥離」という生理のシステムがうまく作用しなくなる事が多くなってきます。
 

大きく分けると2つに分けられます。

不正出血は「機能性月経困難症」「器質性月経困難症」に分ける事が出来ます。
 
「機能性月経困難症」は病気が存在しないにも関わらず症状が出る状態です。

「18歳までの若い時期」の「ホルモンバランスの乱れによる無排卵周期」が原因の1つになります。

また「ストレス」も「機能性月経困難症」になるので、ストレスからくる不正出血は年齢は関係していません。

「器質性月経困難症」は直接的な原因となる病気が存在する状態です。

「子宮筋腫」や「子宮内膜症」・「子宮腺筋症」などになり、「19歳〜39歳までの性成熟期」「40歳〜閉経までの更年期移行期」の年齢の方が多くなってきます。
 

不正出血の漢方薬

主に「体質を整える漢方薬」を使い、「出血を止める漢方薬」を頓服で使う事が多いです。
 
「体質を整える漢方薬」は原因や状況によって選ぶ漢方薬が変わってきます。

ストレスが原因の場合

自律神経を整える漢方薬は様々です。
 
その方に合う「ストレスを除く漢方薬」を中心に、ストレスのせいでホルモンのバランスが崩れている可能性もあるので「ホルモンを整える漢方薬」を併用する事もあります。
 

子宮筋腫や子宮内膜症などの器質的原因の場合

疾患によって使う漢方薬は様々です。
 
「子宮内膜症」「子宮筋腫」に関しては別のページで詳しく説明しているのでそちらをご覧になって見て下さい。
 
「子宮内膜症」
 
「子宮筋腫」

妊娠中の出血

妊娠中の出血の場合は「流産」の危険性があり、特に赤い血の場合は注意が必要です。

妊娠中でも使える漢方薬を使っていく事が大事になり妊娠中でも使える「出血を止める漢方薬」を使っていく事が多いです。

不正出血の症例

症例①(昭和61年生 女性 服用開始時 30代前半)

4・5年前に不正出血が2週間続き病院のお薬を飲み始めましたが、変化がないとの事でこちらにご相談に来られました。
 
症状としては、病院のお薬を飲まないと生理がしっかり来ない生理痛生理前の色々な症状(腰の痛みや不安など)などとおっしゃっていました。
生理が不順になる時期としては、ストレスが一番かかった時期からなり始めたとの事。
 
漢方の種類としては、
 
①ホルモンを整える漢方薬
②ストレスを除く漢方薬
 
の2種類を出させて頂きました。
 
漢方服用開始から2ヶ月、生理も順調にくるようになり、PMSもほとんどなかったとの事。
ここ何年か苦しめられた生理痛も全くなかったと喜ばれていました。
 
漢方服用開始から6ヶ月、一度不正出血で悩んだ時期があったが、その後は順調との事。
調子良く過ごせているとの事でご本人の希望により治療終了。
 
生理前の症状も改善して、ストレスもなくなってきているとの事で安心いたしました。
今回で治療終了となりますが、今の調子がこのまま続くと良いですね。
 

症例②(昭和61年生 女性 服用開始時 30代前半)

PMS(生理前症候群)と安定しない生理に悩みご相談に来られました。
 
症状としては、「2~3週間くらい続いてしまう生理」「生理前のイライラ・不安・耳鳴り」になります。
 
漢方の種類としては、
 
①ホルモンを整える漢方薬
②発表作用のある漢方薬(気の発散)
 
の2種類を組み合わせて出させて頂きました。
 
漢方服用開始から1ヶ月、まだ生理の期間は長い方だが、前より短くなっているとの事。
生理前のイライラ・不安・耳鳴りはほとんど出る事なく過ごせたとおっしゃって頂けました。
 
漢方服用開始から3ヶ月、生理の期間が1週間で終わったとの事。
生理前のイライラ・不安・耳鳴りは出ていないとおっしゃって頂けました。
 
漢方服用開始から6ヶ月、ストレスのかかる時期に少し調子が悪くなる事があったが今は調子が良いとの事。
気になるのは生理中の「眠気」「フワフワ感」とおっしゃっていました。
 
漢方服用開始から9ヶ月、症状が出る事なく元気に過ごせているとの事。
調子が良いのでご本人の希望により今回で治療終了とさせて頂きました。
 
調子良く過ごされているようで安心いたしました。
漢方薬を治療終了しても引き続きこの調子で過ごせると何よりですね。

 
患者さんの声に他の患者様の症例ものっています。 どうぞ参考にされて下さい。
患者さんの声 生理不順