若年性更年期障害(プレ更年期)とは
20代や30代の更年期にはまだ早い年代から、ほてりやイライラ、体がだるいなどの更年期症状が現れる事を若年性更年期障害(プレ更年期)と言います。
若年性更年期障害(プレ更年期)の原因
原因は色々ありますが、
・ダイエットなどの急激な体重の変動
・激しいトレーニング
・喫煙
・ストレス
などが一番の原因と言われています。
「急激な体重の変動」、「ストレス」などから卵巣の機能の低下やホルモンバランスの乱れがおきてしまい、「若年性更年期障害(プレ更年期)」に繋がります。
若年性更年期障害(プレ更年期)の症状
一般的な更年期障害の症状と言われている
・体のほてり(ホットフラッシュ)
・大量の汗(スウェッティング)
の2つはもちろん
・月経不順や月経痛
・腹痛、腰痛、下腹部が張る
・頭痛、肩こり、めまい
・無気力、憂うつ
などのPMS(月経前症候群・生理前症候群)と同じような症状も出る事が多いです。
また、原因の一つに書きましたダイエットなどの「急激な体重の変動」により「無月経」、「無排卵」などの症状が起こります。
月経がこないという点から「若年性更年期障害(プレ更年期)」と名前が付けられているとも言われています。
若年性更年期障害(プレ更年期)の漢方薬
漢方薬の種類としては、症状や体質によって変わってきます。
代表例をお書きしまして漢方の種類を書かせて頂きます。参考にされて下さい。
無月経や月経不順などの月経に関してのお悩み
月経が乱れている原因をつきとめ治療をしていきます。
良く使われる漢方薬としては、
冷えのぼせや血液の巡りが悪い体質の方は、「桂枝茯苓丸」や「桃核承気湯」などの駆オ血剤と言われる漢方薬を中心に治療をしていきます。
急なダイエットにより月経が乱れた方や貧血体質の方は、「当帰芍薬散」や「四物湯」などの血虚に使われる漢方薬を中心に治療をしていきます。
無気力、憂鬱などの自律神経の乱れでのお悩み
オ血の神経症に使う事の多い「通導散」や「桃核承気湯」、「加味逍遙散」、産後の神経症に使う事の多い「女神散」や「キュウ帰調血飲」などを中心に治療をしていきます。