PMS(月経前症候群・生理前症候群)による生理のお悩み解決致します。

 
生理前になるとやる気がなくなる…
 
生理前になるとなぜイライラするのだろう…

どうしてもホルモン剤を飲むと楽だから頼ってしまう…
 
悩まれている方が多い「PMS(月経前症候群・生理前症候群)」
 
生理のお悩みは漢方薬の得意分野です。
  
漢方薬で体質から改善していきましょう。
 

PMS(月経前症候群・生理前症候群)とは

生理前(月経前)3~10日の間続く「精神的症状」「身体的症状」になります。(生理開始とともに少しずつ軽くなってくる方が多いです。)
 
20代中盤から30代前半の女性に多い傾向ですが、最近では中学生くらいから「PMS(月経前症候群・生理前症候群)」に苦しんでいる方も…
 
「勉学」「仕事」「子育て」などストレスを感じやすい時期に起こる事も多くなっています。
 

PMS(月経前症候群・生理前症候群)の原因

主な原因としては、
 
・ホルモンバランスの乱れ
・ストレス
・食生活
 
などです。
 
生理前になると「プロゲステロン(黄体ホルモン)」が増加し「エストロゲン(卵胞ホルモン)」が減少する事でホルモンバランスに変化が生じます。
 
「プロゲステロン(黄体ホルモン)」「エストロゲン(卵胞ホルモン)」の働きは下記にてご説明させて頂きますね。
 
また「食生活」も大きな関係性があり、「欧米食化」が進む事による「ホルモン」の変化も関係していると言われています。(近年初潮が始まるのが早くなってきているのも食べ物の影響が大きいそうです。)
 

プロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵胞ホルモン)の働きについて

「プロゲステロン(黄体ホルモン)」とは、排卵後、子宮内の環境を整えてくれるホルモンです。

・基礎体温を上げる働き
・子宮内膜を維持する
・乳腺を発達させる
・体内の水分を保持する
・食欲を増進させる働き

などの作用があるホルモンになります。

「エストロゲン(卵胞ホルモン)」とは、女性らしい体つきを作って、妊娠の準備をする役割のホルモンです。

・基礎体温を下げる働き
・子宮内膜を厚くする
・自律神経の調節
・血流の流れを良くする

などの作用があるホルモンになります。

「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の増加により「生理前の食欲増進」「浮腫み」などの症状、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」の減少により「自律神経の乱れ(イライラや眠気、無気力など)」がおきている可能性が高いです。

PMS(月経前症候群・生理前症候群)の症状

肉体的な症状としては、

・腹痛、腰痛、下腹部の張り
・頭痛、肩こり、めまい
・食欲が増す、便秘、疲れやすい
 
などです。
 
精神的な症状としては
 
・眠くなる、イライラ、怒りやすい
・無気力、憂うつ
 
などになります。
 
出てくる症状は決まっているわけではないのでその方によって変わってきます。
 
また生理前にPMS(月経前症候群・生理前症候群)よりも精神的症状が酷く出てしまう疾患の「PMDD(月経前不快気分障害)」については「PMDD(月経前不快気分障害)」のページをご覧ください。
 
PMDD(月経前不快気分障害)

PMS(月経前症候群・生理前症候群)の漢方薬

一番の原因としては「ホルモンの乱れ」「ストレス」になってきます。
 
その為「ホルモンを整える漢方薬」「ストレスを除く漢方薬」を使う事が多いです。
 
その他にも症状により漢方薬を使い分けていく事が多く、
 
・お腹の張りや腰痛がひどい場合→「筋肉を緩める漢方薬」
・浮腫みがひどい場合→「水の巡りを良くする漢方薬」
・便秘や下痢の場合→「腸の状態を整える漢方薬」
 
などになります。
 
ここに挙げている症状は一例になりますので、その他の症状にも対応可能になります。

PMS(月経前症候群・生理前症候群)の症例

症例(昭和59年生 女性)

 
6年ほど前より生理前の症状が気になるようになり、低用量ピルを服用。
何度か服用中止しようと思ったが、止めると体調不良になる為こちらにご相談に来られました。
 
症状としては生理前になると「浮腫み」「頭痛」「イライラ」「情緒不安定」などとの事。
特に季節の変わり目に症状が酷くなるとの事でした。
 
漢方の種類としては、
 
①ホルモンを整える漢方薬
②ストレスを除く漢方薬
 
の2種類を組み合わせて出させて頂きました。
 
漢方服用開始から1ヶ月、浮腫みが少し出たが比較的調子が良いとの事。
長かった生理周期も短くなったとの事でした。(低用量ピルを飲む前は「3ヶ月周期」でしたが、今回は2ヶ月だった。)
 
漢方服用開始から7ヶ月、生理前に涙もろくなったりする事はあるが、生活に支障が出るほどではなかったとの事。
生理の周期も更に短くなり、35日周期まで縮まっているとの事でした。
 
漢方服用開始から10ヶ月、症状もほとんど出る事がなくなったのでご本人の希望により治療終了。
順調に改善がみられました。
 
調子の改善が見られ安心いたしました。
改善が見られたので、この調子が長く続くと何よりですね。
 

症例②(平成2年生 女性) 服用開始時 10代後半

2年ほど前から生理前に不調が多くなったとの事。
内科受診で血液検査をしたが異常なし、「PMS(生理前症候群)」と診断されたとの事でこちらにご相談に来られました。
 
症状としては「生理の3~4日前」より急に「微熱」が出るようになったとの事。
その他の症状としては「倦怠感」「眠気」「鬱症状」「頭痛」「生理痛」などを訴えていました。
 
漢方の種類としては、
 
①ホルモンを整える漢方薬(生理痛の漢方薬)
②ストレスを除く漢方薬
 
の2種類を出させて頂きました。
 
漢方服用開始から3ヶ月、生理痛が楽になり徐々に体調が良い日が増えてきたとの事。
疲れやすさも優先して漢方薬を微調整させて頂きました。
 
漢方服用開始から6ヶ月、体調の良い時が徐々に増えてきたとの事。
休みがちだった学校も一日も休むことなく通える月も出てきたとの事でした。
 
漢方服用開始から1年、症状の改善が見られ、ほとんど気にならないくらいまで改善したとの事。
調子も良いとの事でした。
 
漢方服用開始から1年6ヶ月、引き続き調子が良いとの事。
調子が良いので、今回で治療終了とさせて頂きました。
 
調子の改善が見られ安心いたしました。
引き続き調子が悪くなる事なく過ごせると何よりですね。

 
症例・漢方治療歴に他の患者様の症例ものっています。 どうぞ参考にされて下さい。
患者さんの声 PMS(生理前症候群)・PMDD(月経前不快気分障害)