昭和48年生 女性

こんにちは。
今日の患者さんは「多発性子宮筋腫」・「生理痛」・「貧血」の方になります。

20年ほど前に病院の検査で「3~4㎝の子宮筋腫」があると診断、特に自覚症状はなかったので経過観察で様子を見ていました。
今年に入って生理痛が強くなってきて目眩も出てきた為、再度検査を受けた所「多発性子宮筋腫」と診断されたとの事。
筋腫が大きくなるのを防いで症状が緩和すればとの事でこちらにご相談に来られました。

筋腫の大きさは「10cm以上」が1つあり、他にも「小さい筋腫が数個」あるとの事。

症状としては「生理痛」「月経過多」「貧血による目眩」などがあるとの事でした。

漢方薬の種類としては

①オ血を改善する煎じ薬
②筋腫を改善する煎じ薬
③経血量を整える粉薬

の3種類を出させて頂きました。

漢方服用開始から2ヶ月、生理痛は治まってきて楽に過ごせているとの事。

漢方服用開始から4ヶ月、病院の検査では「筋腫は大きくなっていない」との事。
貧血による目眩や経血量も落ち着いてきているとの事でした。

漢方服用開始から7ヶ月、生理痛はほぼないとの事。
寒い季節になっても冷えや体調不良はなく、良い状態で過ごせているとのことで漢方薬を一旦終了となりました。

多発性子宮筋腫は進行の可能性が高い疾患となります。
筋腫が悪化することなく、生理痛や貧血の症状も落ち着いているようで安心いたしました。
この調子で改善が見られていくとなによりですね。