悩まれている方が多い「萎縮性膣炎」は治る病気です。
むずむず痒くて…
性交による出血や痛みが強い…
頻尿や尿路感染がおきてしまう…
「萎縮性膣炎」は改善が可能な病気になります。
自分に合った漢方薬を試してみませんか?
萎縮性膣炎とは
症状が出ている方は「5人に1人」ですが、発症しているのは「2人に1人」で半数以上いると言われています。
好発年齢は更年期以降の女性に多い病気ですが、閉経後にしかおこらないわけではありません。
若い方でも「ホルモンの乱れ」により発症する事がある病気です。
萎縮性膣炎の原因
主に閉経後のエストロゲンや卵胞ホルモンなどの「女性ホルモンの分泌低下」が原因です。
エストロゲンなどの「女性ホルモン」は膣粘膜を潤して厚く丈夫に保つ働きがある為、女性ホルモンの分泌低下により
・膣の乾燥や萎縮
・膣粘膜が薄くなる
などに繋がります。
外陰部や膣が乾燥・萎縮し、「雑菌が繁殖」する事によって炎症が起こる事が多いです。
若い方では、
・月経不順や無月経
・ダイエット
・ストレス
・ホルモン剤の使用
がホルモンの乱れに繋がり「萎縮性膣炎」を発症する事があります。
萎縮性膣炎の症状
基本的には粘膜の潤いや厚みがなくなる事による「性交時の異常」や「膣の違和感や異常」です。
症状としては、
〇「性交時の異常」…性交時の不快感や痛み・性交後の出血など
〇「膣の違和感や異常」…膣のヒリヒリ感や痒みなど
です。
酷くなると「膿を含んだ淡黄色のおりもの」や「血液が見られるおりもの」などの症状が出る方もいらっしゃいます。
その他の症状としては、
〇排尿時の痛み
〇頻尿
など「尿路障害」に繋がる事も…
「膣炎」も「尿路障害」も「菌感染」が原因となる事が多い病気です。
萎縮性膣炎の漢方薬
女性ホルモンの低下が「萎縮性膣炎」の一番の原因になる為「ホルモンを整える漢方薬」を中心に使っていく事が多いです。
また膣への血流量の低下も原因の1つとされている為「血流を良くする漢方薬」を併用する事や「菌感染」をしている場合は「菌を除去する漢方薬」を併用する事もあります。
漢方薬にも「抗生剤」があるの?と聞かれる事が多いですが、実際多くの抗生剤があり菌の種類(カンジダやトリコモナスなど)により使い分ける事が可能です。
また「膣炎」の為炎症がおきている状態なので「炎症を鎮める漢方薬」を併用する事で痛みや痒みを鎮める事が出来ます。
その方の症状やご年齢などにより原因が違ってくる為、漢方薬の種類を使い分ける事が重要です。
萎縮性膣炎の症例
症例(昭和30年生 女性)(服用開始時 58歳)
膣の違和感が改善しない為、病院に行った所「萎縮性膣炎」と診断。
症状が悪化してきているので、こちらにご相談に来られました。
症状としては「膣の痒み」と「排尿時の痛み」との事。
食べ物によっても膣の症状が変わってくるとの事でした。
漢方薬の種類として
①炎症を鎮める漢方薬
②菌を除去する漢方薬
③ホルモンを整える漢方薬
の3種類を組み合わせて出させて頂きました。
漢方服用開始から3ヶ月、痒みが少しずつ改善しているとの事。
排尿痛も軽減しているとの事でした。
漢方服用開始から7ヶ月、疲れた時は痒みが出るが、全体的には改善が見られているとの事。
排尿痛も少なくなっているとの事でした。
漢方服用開始から1年2ヶ月、疲れた時も痒みが出る事が少なく調子が良いとの事。
調子が良いので「ホルモンを整える漢方薬」を半分の量まで落とさせて頂きました。
漢方服用開始から1年8ヶ月、痒み・排尿痛ともに調子が良いので今回で治療終了とさせて頂きました。
体調良く過ごせているとの事。
順調に改善が見られ安心いたしました。
引き続きこの調子で悪化することなく過ごせると何よりですね。
Q&A(良くある質問)
特にお問い合わせの多い内容を「担当薬剤師の前原」がお答えいたします
Q.膣の潤いは減った気がするけど、痛みや痒みはそれほど出ていないのですが…
A.膣内の分泌液やオリモノは粘膜の摩擦による炎症や雑菌の繁殖を抑える働きをしています。少しずつ症状が進行する事もありますので詳しくはご相談ください。
Q.最近になって性交痛が出てきました、今まではそんな事なかったのに…
A.膣液の分泌を促すのは女性ホルモンである「エストロゲン」と言われ、ご年齢や自律神経の乱れによって分泌が減ってしまう事があります。また萎縮性膣炎以外にも疾患が隠れている可能性もあります。
その他にも疑問に思ったことがあればお気軽にお問い合わせください。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
「担当薬剤師」 前原 信太郎
「学術発表 実績」 2017年 2021年 学術発表
調剤薬局の薬剤師として6年間勤めました。
漢方の勉強をして、より患者さんの治療の選択肢の幅を広げたいという思いから「漢方の道」に。
調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。